こんにちは。
GWが明けましたが、お変わりありませんでしょうか?
休みモードから切り替えるのは大変ですが、日常モードに慣れていきたいところですね。
切り替えるという事で、
GA4への切り替えに関しての良くある質問シリーズ続編です。
今回も新しく取り入れられたエンゲージメントについてもう少し解説します。
◎エンゲージメント、
ユーザーを中心にしたWEBの正しい評価へ
従来のUAは、
CVR(コンバージョンレート・・・Webサイト訪問者のうち、
購入や問い合わせなどWebサイトの最終成果に至った件数の割合)を上げる」
という考え方が主流でしたが、エンゲージメントという概念ができたことで
「エンゲージメント率を上げて、最終的にCVRを上げる」
という考え方に変わっていくと見られています。
セッション単位がベースのUAでは、
1回のセッション内でコンバージョンに至らなければ、
たとえ有益なセッションだったとしてもCVRの計算には加味されず、
別途アトリビューションモデルによる分析が必要でした。
例えば以下のようなケースでは、
最後のセッション以外はCVRを下げる、
ある意味良くないセッションとして扱われる可能性がありました。
例
・あるユーザーが商品の存在を知り、商品ページをじっくり読んだ
・同じユーザーが翌日もサイトを訪問し、サイズや色など別の商品も調べて検討した
・数日空けて、同じユーザーが週末にサイトを訪問して購入した⇒コンバージョンが発生しています
詳しい計算は省きますが、
上記セッションのUAでのCVRは33%です。
しかしGA4では、
エンゲージメント率は100%、
ユーザーベースのCVRも100%です。
エンゲージメントという概念を取り入れ、それを理解して活用する事によって上記の様な、
「有効なセッションを重ねて、1人のユーザーが購入に至った」というポジティブな行動を、
正しく評価できるようになるわけです。
GA4が、
より現実的に、
かつわかりやすく効果を判断出来るツールであることの証ですね。
今回は、ここまでです。
最後まで読んて頂き有難うございました!
野村