こんにちは、スタッフのNです。
今回は、私の好きな本をご紹介しようと思います。
本のタイトルは「妖怪アパートの幽雅な日常」です。
元々は児童書だったのですが子どもだけでなく大人からも支持されたため、
文庫化されコミカライズやアニメにもなっている作品です。
あらすじとしては、
中学生の頃に両親をいっぺんに亡くし心を閉ざしてしまった主人公が、
高校進学を期にアパートでの一人暮らしを始めるのですが、
そのアパートに住んでいる住人たちは人間がほとんどおらず、
妖怪ばかりのアパートで今までの常識や自分が閉じこもっていた殻を壊されながら成長していく…
という物語になっています。
あらすじだけ読むと、
「どうして妖怪とのアパートでの生活を描いた本が仕事に活用できるといえるのか」と
思われるのではないでしょうか。
実はこの本は「妖怪」というタイトルではあるのですが
ホラーでもなく、妖怪との大冒険が待っているわけでもなく、
ただの高校生の等身大の現実が描かれています。
クラスメイトとの衝突や進路の悩みなど
誰にでも当てはまるような生活があり、
その等身大の悩みや苦しみに対して、
そっとアパートの住人たちが見守りながら、時にヒントを与えながら主人公を成長させてくれます。
その住人たちが主人公に与えるヒントに、
読んでいるこちら側もハッとさせられる言葉がちりばめられています。
例えば、
目の前のことでいっぱいいっぱいになっている時には
「君の人生は長く、世界は果てしなく広い。肩の力を抜いていこう。」であったり、
時には実在した人物の言葉を借り、
「人の心はパラシュートのようなものだ。 開かなければ使えない。」など
自分の心にしまっておきたくなる言葉がいくつも登場します。
私自身、仕事でのコミュニケーションに自信がなくなり悩んでいた時に、
本の中にある言葉を自分の支えをして仕事をしていました。
きっと読んだ中に、ヒントになるような言葉があると思います。
ぜひ自分のお気に入りの言葉を探してみてはいかがでしょうか。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
スタッフN.I