こんにちは、
朝や夜に「寒い」と感じる様になってきましたね。
街中でもコートらしい物を羽織っている人も見かけます。
気温の変化に耐性が無い方は、
対応調整出来るような服装にしないといけませんね。
さて、ここまで色々CMSのメリット的な面を中心にお話してきましたが、
今回はCMSを設置するにあたっての注意点をご案内します。
これも、気温ともども環境の変化に伴う準備ですので、
服装とあわせて気をつけましょうね。
◎CMS設置の際に気をつける事
■サーバのスペックや契約内容の確認
CMSはサーバに設置して使用します。
その為、構築段階からサーバのことも考えておく必要があります。
CMSを構築する訳ですから、
コンテンツを継続的に増やしたいですし、
Webサイトを育てたいと思います。
しかし、コンテンツ量が増えれば、その分アクセスがサーバに集中します。
サーバのスペックが低いと、
アクセスが集中した際に処理が重くなりユーザービリティが悪くなってしまいます。
そうなるとユーザーは離脱してしまいますので、集客の低下に繋がりますよね。
CMSを設置する際は、
アクセスが集中してもあまり負荷がかからないようなサーバを選びましょう。
WEBなどでサーバのスペック欄を確認し、CMS可否がOKとなっていれば、
通常は大丈夫と思われます。
補足の情報ですが、
既存で契約しているサーバをそのまま使用する場合は、
CMS挿入の可否を契約内容から確認する必要があります。
長い間同じ契約をしている場合は、これを機会に見直すのも良いかもしれません。
古い契約によっては、CMS挿入が不可能な場合もありますし、
挿入可能な契約に変えるのに、通常では考えられない様な金額設定となっている契約の可能性もあります。
そうなったら思い切って、契約会社を変えてみるのも良いかと思います。
思わぬ費用削減に繋がるかもです。
大抵、CMSを挿入するという事は、
HPを何らか改訂するという事ですので、
ベースになるサーバ環境は早めに確認しておいて下さいね。
Switchでも、
新規のお客様にはサーバ環境を前もって確認させて頂いておりますが、
長い期間契約しているサーバは、気を付けた方が良いと思います。
■運用フローを定めておく
CMS構築の際は、
構築前から運用フローを決めておくことが大切です。
たとえば、
「オウンドメディアは総務部」
「イベントのご案内は広報部」
など運用の分担を決め、
どうやって業務を進めるかフローやルールを定めます。
運用フローを定めておけば、CMSを使った業務がスムーズに行えます。
また、何かあった時の責任の所在も明確になるため、素早い対処が可能でしょう。
もしフローや担当を決めないまま運用を開始すると、
小さな火種が大きなトラブルに繋がる可能性があります。
「メディア内での著作権違反」
「システムトラブル」などのトラブルが起こりかねません。
事前に、いくつかのトラブルを想定してシミュレーションしておくと良いでしょう。
今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただき有難うございました。
野村
こんにちは、
10月に入り、世間は急激に秋の装いになってきましたね。
私も週末は衣替えで忙しくなりそうです。
これを機会に、
要るものとそうでないものをしっかりと分別しましょう。
分別するには「判断基準」が重要ですよね。
「いつか使うかもしれない」の「いつか」は、巡ってきませんので、
心を鬼にして臨みたいところです。
CMSも「何を重要視するか」という判断基準が、選択のポイントです。
それでは今回は、
「WordPressとMovable Typeの違い」です。
どうぞご自身の判断基準に即しているか、ご参考下さいね。
◎WordPressとMovable Typeの違い
大きく次の5つが挙げられます。
1.オープンソース(無償)かライセンス購入(有償)か
2.ひとつのCMSで複数サイトが構築可能か
3.静的サイトと動的サイトの違い
4.プラグインの数や拡張性の違い
5.サポート体制の有無
以下に、前回と被る内容もありますが、もう少し詳しく見ていきますね。
1.オープンソース(無償)かライセンス購入(有償)か
まず、オープンソースかライセンスであるかという違いがあります。
WordPressはソースコードがすべて公開されている「オープンソース」であり、
レンタルサーバーがあれば基本的に無償でインストールが可能です。
それに対してMovable Typeは、
個人利用は無償ですが、商用利用は有償で「ライセンス」を購入する必要があります。
ライセンスはソフトウエア版(サーバーインストール型CMS)の場合、
99,000円(税込)と決して安くはありません。
Movable TypeとWordPressでは、
サイト構築時の初期費用がかなり変わるため、事前の予算計画が大切です。
2.ひとつのCMSで複数サイトが構築可能か
Movable Typeは、ひとつのCMSで複数サイトを構築できるのが大きな特徴です。
原則として、WordPressは1個のデータベースに1サイトしか構築できません。
しかし、Movable Typeでは、1個のデータベース上に複数のサイトやWebページを構築できるため、
ページ数の多い大規模サイトや複数サイトの一括運営に適しています。
ひとつのCMSで運営できるため、管理の効率化やコスト削減にもつながります。
3.静的サイトと動的サイトの違い
WordPressは仕様上、動的サイトしか生成できませんが、
Movable Typeは静的サイトと動的サイトを両方生成できる点が大きく異なります。
静的サイトとは、誰がいつアクセスしても毎回同じコンテンツが表示されるサイトのことで、
主にHTMLファイルで構成されています。
一方、動的サイトとは、ユーザーの属性や行動履歴などさまざまな条件によって、
データベースから必要なデータを毎回取得して表示させるサイトのことで、
主にJavaScriptなどで構成されています。
一般的には、
Movable Typeの静的サイトの方がサーバーへの負荷がかからず、
サイト表示速度が速いという特徴があります。
更に、データベースを使用する頻度も低いため、
セキュリティ対策もしやすいというメリットがあります。
4.プラグインの数や拡張性の違い
プラグインの数は、圧倒的にWordPressの方が多く、拡張性も優れています。
WordPressはオープンソースで、世界中の利用者がカスタマイズや開発をしている為、
多くのプラグインが提供されているからです。
しかし、プラグインの脆弱性(セキュリティ上の欠陥)が生じやすく、
セキュリティ面のリスクも伴います。
一方、Movable Typeはプラグインが少なく、有償であるものが多いです。
しかし、提供されているプラグインの多くが公式プラグインまたは、
シックス・アパート社によって事前に動作検証されたプラグインであるため、
脆弱性が生じにくいという特徴があります。
5.サポート体制の有無
Movable Typeは「商用パッケージ型CMS」として有償で提供されているため、
シックス・アパート社による公式のテクニカルポートやメンテナンスが受けられます。
それに対して、
WordPressは基本的に有志によるサポートサイトやフォーラムで情報提供されていますが、
公式のサポートサービスはありません。
しかし、Movable Typeは公式テクニカルサポートが受けられるため、
安心してサイト運営が可能です。
※Movable Typeを使うならコスト削減できるレンタルサーバー選びを
Movable Typeは、WordPressにはない特長や機能も多くあります。
「将来、大規模なサイトを運用したい」
「大量アクセスにも強く安定したサイトを運営したい」
という様な場合には、Movable Typeの導入を検討してみるのも良いでしょう。
しかし、
導入の際に最も大きなネックとなるのが、
やはり初期費用や運用コストの問題ではないでしょうか。
予算との兼ね合いで悩んでいる方も多いことでしょう。
その様な場合は、
「Movable Typeライセンス」の割引プランを提供している、
レンタルサーバーを利用するという方法もあります。
HPをリニューアルする際には、CMSの事も考慮して、
Movable Type対応サーバを探してみましょう。
今回はここまでです。
最後まで読んでいただき有難うございました。
野村