みなさんは日々の生活の中でルーティン化している行動はありますか?
朝7時に起きて朝ご飯を食べる、通勤・通学中は好きな歌手の音楽を聞く、寝る前には明日の準備をする…、
などルーティンは意識的に行うだけでなく、人が無意識に行っているものもあります。
今回はそんなルーティンを取り入れた生活についてご紹介します。
目的を持って「決まった行動」、「日課」といった繰り返し行うことを言います。
同じ行動をすることで、心を安定化させたり、それに対する精度や変化に気づきやすくなると言われています。
有名なのはFacebook社 CEOマーク・ザッカーバーグ氏 『子供に子守唄を歌って聞かせる』、
スポーツ選手では五郎丸歩選手のキック前のポーズが有名です。
私は、何となく流れていく日常を「明確な日常」に変えたいという思いから、
1週間のルーティンを決めました。通勤中のクルマの中は決まったラジオを聞き、
毎週金曜日は決まったものを食べるなど日常生活の一部をルーティン化しています。
こういった意識的に物事を継続するという行為は、3日坊主だった私に自信を与えてくれました。
目的を持って行動することによって、現時点で自分は何をしなければならないのか、
何の為に仕事をしているのか、ゴールはどこなのかを明確にしてくれます。
同じものを使い続けるなどの何気ないことを繰り返すことで、
その特徴や他との違い・小さな変化に敏感になることができます。
ルーティンを習慣化できれば、継続性の定着につながります。
継続性が身につけば、物事をやり続けられるようになります。
長時間同じ作業をやり続ける習慣を身につけたい人に、ルーティンは良いかもしれません。
小さなことでも良いので私のような3日坊主の人にもオススメです。
一見、良いこと尽くしのルーティンですが、これまで説明したルーティンにもデメリットが存在します。
ルーティンに慣れると「新しいことにチャレンジするのが怖い」と思ったり、「ルーティンの方がラク」などの
感情が生まれると「ルーティン以外のことをやろう!」という気持ちは起こりにくくなる可能性があります。
よく行くお店の内装が変わったとき、いつもの場所に自分の目当てのものが置いてないなど、
これまでルーティン化されていたものに変化が生じたとき、その変化の対応に時間がかかってしまいます。
大きなメリットがある一方、思考が一定になってしまうデメリットがあるルーティン化。
では一体どうすればいいのか。
そこで私が行っているのが、ルーティンに未知を持たせることです。
毎週金曜日に「決まったものを食べる」行為を、
毎週金曜日に「“まだ行ったことのない場所で”決まったものを食べる」という風に、
ルーティンに“未知”を付け足すことで、新たな発見に繋げていくのです。
そうすることで、新しいことへの恐怖や変化に対する時間に対応することができます。
ルーティンとは繰り返すことで作業を効率化させたり、失敗を抑制する方法です。
しかしそれは、同じこと永遠に繰り返すものではなく、
“新しさ”を取り入れていくことで正しい効力が発揮されるのものです。
皆さんもルーティンを取り入れる際は、“新しさ”を意識したルーティンを目指しましょう。
Author :Akio Noda