こんにちは、
いよいよ今年もあとわずかです。
どうしても忙しくなりがちですが、
かなり寒いので、皆さん体調くずす事の無いように体調管理に気をつけましょうね。
WEBも目的に沿った使用が出来る様に、情報管理が大切です。
それでは、GA4について第5弾です。
(4)セグメントは「探索レポート」でしか使えない
GA4は、従来のGoogleアナリティクス(UA)と比べると、
レポート機能が大きく異なっています。
GA4のレポートは大きく分けて2種類あります。
①基本レポート
②探索レポート
UAでは、レポート画面で「セグメント」を自由に設定することができましたが、
GA4の基本レポートでは「セグメント」が使えません。
具体的なセグメント設定を使うには探索レポートを使う必要があります。
※ちなみに「セグメント」とは?
セグメントとは、
特定の条件でデータを絞って閲覧できる機能です。
「地域」
「性別」
「自然検索から流入したセッション」
「コンバージョンしたユーザー」など、
自由に条件を設定してデータを深掘りできます。
これで、どんなユーザーがサイトを閲覧してくれるのか、
狙った対象が見てくれているかわかりますよね。
①基本レポートとは?
基本レポートでは、サイト全体の状況を一目で把握することができます。
だれが・どこからサイトに来て・どんな行動をとったか、概要が分かるレポートです。
②探索レポートとは?
探索レポートは、基本レポートだけでは確認できない詳しい分析をしたいときに使用します。
セグメントを使って詳細分析したい場合は、探索レポートを使います。
従来のUAでは、
セグメントからどんなユーザー、
どんな動き、
というものが確認できていたのですが、
それが操作やデータ抽出を大変なものにしていたのは、事実でした。
ga4は、
レポートを2種類にすることで、
「先ずはどんな状態か知りたい」
というユーザーと、
「詳しく知りたい」というユーザーへの対応を分けた仕様となっています。
最低限必要な情報を押さえてある基本レポートで把握や取扱い方法を学び、
そこからより具体的に探索レポートを使用するようになってみるのが良いかと思います。
オマケですが、
実はもう一つ「広告」レポートが用意されています。
広告レポートは簡単に閲覧できますが、
正しく活用するには専門的な知識が必要となります。
そのため、まずは「基本レポート」や「探索レポート」を活用し、
自分が見たいデータは何なのか、それをしっかり見れるようになる事が大切です。
今回は、ここまでです。
私が書く今年のブログはこれで最後です。
皆さん、今年は大変お世話になりました。
また来年もよろしくお願いいたします。
野村
こんにちは、いよいよ今年も残り10日程となりましたね。
みなさんは、掃除はどうしていますか?
換気扇やガスレンジなど台所周りは本当に大変ですよね。
我流で頑張って達成感を得るのも良いですが、
一度業者さんにお願いして、どうやるかを客観的に見て参考にするのも良いかも知れませんね。
私も色々書いていますが、WEB解析もそういうプロに相談するのも手です。
それでは、GA4についてです。
◎UAからGA4への移行の際の注意点
前回もご案内しましたが、5つ注意点があります。
(1)GA4タグは新規で設置する
(2)GA4はコンバージョンの上限が30個
(3)GA4は指標の定義が異なる
(4)セグメントは「探索レポート」でしか使えない
(5)データポータルは作成し直す必要あり
これらのうち、(1)(2)を前回ご紹介しました。
今回(3)をご紹介します。
(3)GA4は指標の定義が異なる
UAとGA4では、指標の定義が変わりました。
そのため、UAとGA4で同じ指標を比較できませんのでご注意ください。
定義が変わった代表的な指標は、下記3つです。
・セッション
サイトへの訪問数を示す「セッション」は大幅に定義が変更されました。
色々ネットでこの件に関して調べるとだいたいこのような事が書いてあります。
※GA4はユーザを主軸とした設計となり、
セッションを重要視していたUAとは異なる特徴を持っています。
UAではユーザ指標は90日間を限度とする制約がありましたが、
GA4ではセッションを超えた顧客の行動分析がしやすくなります。
少々ややこしいですが、簡単に言うと、
よりユーザーの動きを主体にした解析が出来るという事ですね。
・コンバージョン
UAはセッションを中心とした計測でしたが、
GA4はイベントを中心とした計測になっています。
UAはコンバージョンが発生したセッションを数えますが、
GA4は同一セッション内で発生したコンバージョンイベントを都度数えます。
そのためUAと比べてGA4のほうがコンバージョン数が多くなります。
設定上の違いですが、気をつけて下さい。
また、以前のUAのデータと比較して増えたからと言って、
喜んではいけません。抽出するデータが違うのです。
・離脱率
UAでは「ページビュー」、
GA4では「セッション」をベースとした計算方法になっています。
これも、コンバージョン同様、数値がUAと変わったからと言って一喜一憂してはいけませんね。
結局、より具体的なデータを収集して、
それを元に改善のための分析をしてゆくという観点で言うと、
GA4の方がより実践的、現実的であり、だから改善されているので、
UAに固執するよりは早目に慣れた方が良さそうです。
次回、
(4)セグメントは「探索レポート」でしか使えない
(5)データポータルは作成し直す必要あり
について説明しますね。
今回も最後まで読んでいただき、
有り難うございました。
野村
こんにちは、
とうとう師走ですね。
あわただしい毎日を過ごしているかと思いますが、やり残した事の無いようにしたいところですね。
今年の事は今年のうちにですね。
さて、今回もGA4についてです。
こちらも移行期間やデータの収集を考慮すると今年のうちに出来る事はやっておきましょう。
◎UAからGA4への移行の際の注意点
前回もご案内しましたが、5つ注意点があります。
(1)GA4タグは新規で設置する
(2)GA4はコンバージョンの上限が30個
(3)GA4は指標の定義が異なる
(4)セグメントは「探索レポート」でしか使えない
(5)データポータルは作成し直す必要あり
ひとつづつ、確認してゆきましょう。
(1)GA4タグは新規で設置する
旧バージョンのUAで情報収集のためのタグを設定したから、
そのままバージョン変わっても使えるというイメージがあるかもしれません。
Microsoftのオフィスなら、バージョン変わっても使えますが、
GAはバージョンが変わったら、今一度タグを設定する必要があります。
何故なら従来のUAとGA4はタグが異なるからです。
UAタグが入っているからと言って、自動的にGA4に移行できるわけではありません。
GA4は従来よりもより詳細なデータを収集するためしっかりと設定しましょう。
GA4タグを新たに設置できて初めて、GA4のデータ計測がスタートします。
※タグ管理の利便性を考えると、GTMを使ったタグ設置をおススメします。
これは追って説明します。
(2)GA4はコンバージョンの上限が30個
従来のUAの場合、1つのビューにつき20個までコンバージョンを設定できました。
GA4では、1つのプロパティにつき30個までコンバージョンを設定できます。
コンバージョンが増えたという事は、それだけ目標値がより具体的になったという事ですね。
設定の数が増えると、最初の設定は大変ですが、それに伴うデータの数が増えるので、
確認出来るポイントや改善項目が増えることになりますね。
今回はここまでです。
次回、残り3つを解説します。
今回も最後まで読んでいただき有り難うございました。
野村